ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~

依頼人の「人生最後に食べたい料理」を再現して高額の報酬を得る、通称=最期の料理人・佐々木充。彼はすべての味を記憶し再現することのできる、絶対味覚“麒麟の舌”の持ち主だった。幼少時に両親を亡くした充は、同じ境遇の柳沢健とともに施設で育ち、自らの才能を頼りに起業。しかし経営に失敗して多額の借金を抱え込み、いまや料理への情熱も失いつつあった。そんなとき、巨額の依頼が舞い込んできた。依頼人は中国料理界の重鎮・楊晴明。楊の依頼とは、かつて満洲国で日本人料理人・山形直太朗が考案したという、伝説のフルコース[大日本帝国食菜全席]のレシピの再現だった。天皇の料理番・山形直太朗は国命を受けて、究極の日本料理フルコース[大日本帝国食菜全席]のメニュー開発のため、妻・千鶴とともに満洲国に移住する。現地での助手は満洲人の楊晴明と、日本人青年の鎌田正太郎。一度食べた味を記憶し再現できる、絶対味覚“麒麟の舌”を持つ山形は、やがて愛する家族のことも顧みずメニュー開発に没頭していく。そんなとき、ハルビン関東軍司令部の陸軍大佐・三宅太蔵から、満洲国への天皇行幸が決定したという知らせを受ける。その晩餐会で、大日本帝国食菜全席をお披露目するのだ。しかしその裏には、戦争へと傾倒する日本軍部が画策した、巨大な陰謀が渦巻いていた。それに気付いた山形は、レシピにあるメッセージを遺そうとするのだが…。

『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した二宮和也と『おくりびと』でアメリカのアカデミー賞外国語映画賞受賞という日本映画史上初の快挙を成し遂げた滝田洋二郎監督がタッグを組んだ感動作。共演に、『クリーピー 偽りの隣人』の西島秀俊、『亜人』の綾野剛、『怒り』の宮崎あおい、「関西ジャニーズJr.」の西畑大吾、『シン・ゴジラ』の竹野内豊、『沈黙 -サイレンス-』の笈田ヨシら超豪華俳優陣が顔を揃える。