おじいちゃん、死んじゃったって。

彼氏とのセックスの最中に祖父の訃報の電話を受けた春野吉子(岸井ゆきの)。そのことにぼんやりとした罪悪感を抱きながらもあわただしく葬儀の準備が進んでいく。久しぶりに集まった家族たちもなんだか悲しそうではない。失業を秘密にする父・清二(光石研)、喪主を務める叔父・昭男(岩松了)、その元妻・ふみ江(美保純)とひきこもりの従兄(岡山天音)、高校生の娘・千春(小野花梨)。地元を離れた独身の叔母・薫(水野美紀)、東京の大学に通う吉子の弟・清太(池本啓太)も駆けつけ、祖母(大方斐沙子)は家族の顔もわからないほどボケている。葬儀が進むにつれ、それぞれのやっかいな事情が表面化し、親たちの兄弟ゲンカがはじまると、みっともないほどの本音をぶつけ合いはじめる家族たちに、呆れながらも流れに身を任せていた吉子は…。

熊本県人吉市を舞台に、祖父の死をきっかけに久しぶりに集まった家族たちの姿を描く。主人公・春野吉子を演じるのは、本作が映画初主演となる『友だちのパパが好き』『太陽を掴め』の岸井ゆきの。『ペコロスの母に会いに行く』の岩松了、『アウトレイジ 最終章』の光石研、『俺はまだ本気出してないだけ』の水野美紀、『人生の約束』の美保純、『氷菓』の岡山天音ら演技派俳優陣が愛おしい家族たちを演じる。監督は、本作が初長編映画となる、大ヒットCMを手がけてきた森ガキ侑大。