ラッキー

神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は、「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていったペットの亀、戦禍で微笑んだ日本人の少女。小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく…。

自由で堅物で一匹狼、90歳の頑固じいさんラッキーとちょっと風変わりな街の人々の交流を描いた物語。現実主義で一匹狼、すこし偏屈なラッキーを演じるのは、『パリ、テキサス』『レポマン』『エイリアン』などで知られ、2017年9月に亡くなった名優ハリー・ディーン・スタントン。また、ラッキーの友人役として、映画監督のデヴィッド・リンチが出演している。監督は、本作が初監督作品となる、『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』などで名バイプレイヤーとして知られるジョン・キャロル・リンチ。