娼年

大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送る森中領(リョウ)。ある日、リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(シンヤ)が、ホストクラブの客として訪れた御堂静香を、リョウの勤めるバーに連れてくる。恋愛や女性に“興味がない”というリョウに静香は“情熱の試験”を受けさせる。それは、静香がオーナーである秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」に入るための試験だった。最初こそ戸惑ったが“娼夫”として仕事をしていく中で、女性一人一人の中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。「女性は退屈だ」と言っていたかつての姿が嘘のように、どんな女性の欲望も引き出し、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していく。やがて静香に対しても想いを寄せるようになるのだが…。

2001年の直木賞候補となった石田衣良の恋愛小説を、2016年の舞台化に続き、三浦大輔監督×松坂桃李主演で映画化。「パッション」のオーナー・御堂静香を演じる『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の真飛聖のほか、『何者』の冨手麻妙、『ANIMAを撃て!』の小柳友、『関ヶ原』の西岡徳馬、さらに、舞台に続いての出演となる『地獄でなぜ悪い』の江波杏子ら豪華俳優陣が脇を固める。