バルバラ ~セーヌの黒いバラ~

フランスの国民的歌手バルバラに扮した映画の撮影を控えている女優ブリジット。彼女はバルバラになり切るため、自身の性格・歌声・ジェスチャーなど、すべてをバルバラに模し、自分の中に取り込もうとする。次第にバルバラの存在が自分の中で大きくなり、心身ともにバルバラに支配されるブリジット。そして映画監督イヴも同様、バルバラの存在にのめり込んでいく。果たしてイヴを支配しているのはバルバラなのか、それともバルバラに扮したブリジットなのか…。

「黒いワシ」「ナントに雨が降る」などの名曲で知られ、1950年代からシャンソン界の女王として君臨したフランスの伝説的歌手バルバラが紡ぐ、激情のドラマ。『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックが監督・脚本・出演、そして元パートナーで『サガン -悲しみよ こんにちは-』のジャンヌ・バリバールが、バルバラという時代を駆け抜けたひとりの女性に乗り移ったかのように熱演している。