負け犬の美学

40代半ばを迎え、盛りをすぎた中年ボクサーのスティーブ。たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。ボロボロになりながらも何度でも立ち上がり、スパーリングパートナーをやり遂げたスティーブにチャンピオンからある提案が舞い込む。愛する家族、そして自身の引き際のために、スティーブは最後の大勝負に出る…。

家族のために体を張る主人公・スティーブを演じるのは、『アメリ』のマチュー・カソヴィッツ。監督は、舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、本作で長編監督デビューを果たしたサミュエル・ジュイ。